近年ではミニの残存台数が減少している背景から、ノーマルコンディションを守ってミニを楽しむミニ乗りも少なくない。しかし一方で、ミニだからこそ、思い切って自分仕様にカスタマイズして楽しみたくなるのも、逃れようがない事実だ。

京都府京田辺市の「TEIKOKU POWERS」は「ミニは乗って遊べるプラモデルのようなもの」をコンセプトに、ユーザーの個性や目的に応じたモディファイドミニの製作をサポートしてくれるスペシャルショップだ。

　同店の伏見代表は、国内外における二輪および四輪のレース活動を経て、’00年に開業。その中でもミニに関しては、現在まで30年近くのキャリアを積み重ねており、長きにわたって培われたノウハウから、メンテナンスはもちろん、ハイレベルなチューニングやレーシングミニの製作を得意としているのだ。店舗も兼ねた整備工場には、そのために必要な設備も揃えており、2基のリフトをはじめ、サイドスリップテスターや排ガス測定器といったミニのコンディションをはかる計測器から、各種溶接機やボール盤などボディやパーツの加工に必要な装置も完備。これにより、モディファイへの対応力が高いだけでなく、クルマとしても不便なく楽しめる1台を実現してくれるのだ。

　また、コンペティションで培った技術は一般メンテナンスでも活かされており、街乗り仕様のミニであっても徹底的に調べ、整備することで、ミニ本来のコンディションを取り戻すことができる。さらに、パーツ選定では特に品質を重視しており、実際に入荷した部品を計測することで、不良品発見につながるデータを常に収集し続けているという。

　同店ではこのほか、オールペンやフルレストアといった、リフレッシュメニューも用意。モディファイ派でもノーマル派でも、頼りがいがあるショップなのだ。