東京都八王子市のキャメルオートは、首都圏にあるミニ専門店のなかで、いまもっとも元気なお店のひとつだ。業務内容は一般整備から修理、ドレスアップ、チューニング、そして各種パーツ＆車両販売とオールラウンドなプロショップだが、ひと味違うのは、集まってくるお客さんがビギナーからマニアまで、とにかく幅広いのだ。その人気の秘密は、スタッフ全員がミニ乗りであり、お客さんと一緒にミニを楽しんでいるところにある。

「SBOMのほかにも本庄サーキットでお客さんと一緒にサーキット走行会をやっているんですが、これがとても楽しいんですよ。よくお客さんより熱くなっているといわれます（笑）。ストミニさんともずいぶんバトルしていますが、まだ負け知らずです（笑）」と話してくれたのは、本誌でもお馴染みの曽根延之専務。とても明るくてノリが良いキャメルオートの名物店長だ。遊びに全力投球しつつも、こうしたサーキット走行時には、さまざまなパーツテストやオイルの検証などを行い、蓄積されたデータは惜しみなく各種整備やチューニングにフィードバックされている。また、ろ過フィルターを使用しない磁力型オイルフィルター「ＰＥＣＳ」の開発や、サーキットをガンガン走っても壊れない「安心オートマ」を「岩崎自動車」と共同開発。さらにＡＴミニのレーシングカーを製作して、曽根さん自らステアリングを握ってレースに参戦し、筑波を1激走するなど、斬新な商品開発と逞しいチャレンジ精神で、業界に新風を巻き起こしているお店なのだ。

 　そんなキャメルオートの販売車だが、常時20台以上のストックがあり、なかにはスペシャルメイドのリムジーンミニやオリジナルピックアップといった変り種も。もちろん、クルマはすべて整備点検済みで安心して乗れる状態に仕上げてある。そして、日常の整備や修理、各種パーツのテストなど、幅広い話題を網羅するブログも要注目だ。ノリノリで楽しいだけでなく、ためになる情報も満載で、業界でもっとも高い人気を誇るブログというのもうなずける。