知多半島の中部に位置する愛知県半田市。この地は江戸時代より酒や酢などの醸造業が盛んで、その醸造業を象徴する黒板囲いの蔵が半田運河沿いに立ち並び、今もなお現役で稼働しているという。

　そんな昔ながらの風景が残る半田市にあるミニのスペシャルショップが「ガレージナガタ」。「知多半島道路」の半田ICを降りて5分、店先にズラリと並べられたミニと、往年のミニ広告をモチーフにした大看板が目印だ。

　代表の永田さんがこのお店をオープンしたのは’06年のこと。もともと家業の電器店を営んでいた永田さんだったが、クルマ趣味、ミニ好きが高じてお店を開くことになったのだそうだ。当時はMkl、Mkll、Mklllといったオールドミニをはじめ5台のミニを所有し、奥さんと連れ立ってジムカーナなどにも積極的に参加されていたのだとか。

そんな生粋のミニ好きのマスターのミニへの熱い情熱は、すぐに地元のミニファンの心を掴んだ。オープン当初は、販売車両こそ少なかったものの、その丁寧な仕事、痒いところに手が届くようなユーザー目線に立ったサービスが評判を呼び、多くのミニファンが出入りするお店に成長。現在は、ローバーミニのディーラーで１７年間ミニを触ってきた下条メカが、培った経験を活かして日常点検からエンジンオーバーホール、レストアまで幅広く対応している。

キレイに仕上げられた販売車両を常時１０台前後取り揃え、そのうち数台はオールドミニをストックしているのも同ショップの特徴だ。また、車両だけでなく、店内にはパーツ類が豊富にストックされている。新品、USED品に混じり、当時のレアパーツなども取り揃えられているので、ビギナーもベテランもぜひ足を運んでいただきたいお店だ。